前回までのあらすじ
公認会計士になるために就職浪人中(想像)のMendoKon(22歳)は、
その鬱積したストレスを解消するため、家人が出かけた隙をねらって
自室でグランジロックを歌っているのだが・・・。
独学で公認会計士になるのは簡単なことではない。
家族からのプレッシャーもある。
おまけに周囲にはニルヴァーナ好きを隠して
カーペンターズと
ベイ・シティ・ローラーズを聞く
いわゆる「いい子ちゃん」を演じている(想像)。
そんな自分がいやだった。
部屋でこっそりグランジロックを歌うことでなんとかやり過ごしてきた。
でもそれももう限界だった。
MendoKonはついに、自宅の庭に出てしまった。
Nirvana / Breed家族が帰ってくるかもしれないスリル。
隣人たちの驚く顔。
「ぼくは解放されたかっただけなんだ!」MendoKonが公認会計士になれることを祈りながら。
MendoKonは22歳のチリ人だ。
大学卒業後、就職もせずにぷらぷらしている。(想像)
周囲には「公認会計士」の資格の勉強をしていると
言ってるが(想像)、実際はこんな感じで毎日ギターを弾いている。
気分はカート・コベインだ。
Nirvana / About a girl
でもこのことを家族は誰も知らない。
午後、母親が近所のスーパーへパートに出かけた隙を狙って
ギターを爆音でかき鳴らしている。
工業高校に通っている妹が帰宅するころには
ストイックに勉強をする真面目な兄に戻っている。(想像)
気分はジキルとハイドだ(次回につづく)